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ランニングチーム『京都炭山修行走』の監督が、感じたことを徒然なるままに書きとめています。
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豪雨の中、木曽駒のニュルニュル地獄に降参。。。
2016年9月17日(土)、山科駅に9時30分に集合、名神、中央で信州へ向かう。
中津川ICで中央を下りて、国道19線を北上、少し寄り道になるが、蕎麦処の一竹でお昼ご飯をとることにした。
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ここの天ざるは本当に美味い、わざわざ足を運ぶ価値がある。
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私も、天ざるを食べたいところだったが、おんたけの時に喰ったタヌキ蕎麦が忘れられず、それに天婦羅盛り合わせを添えた。

蕎麦は、温よりも冷、天ざるに限る!という私の持論を考え直させるような逸品だ。
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国道19号線沿いのコンビニで食料などを調達して、受付会場へ。
レギュレーションで定められた持ち物チェックを受けた。
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モントレイルのブースで、CCC準優勝者に「おめでとう!」と声を掛けた。
私が今年のモンブランTシャツを着ていたので、気さくに喋りかけてきてくれた、感じのいい好青年だ。
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今回の宿は、スタート・ゴール地点から1.5km程離れた木曽駒高原、森のホテル、サブルーキーが選んでくれた。

温泉で汗を流した後、レースの準備を済ませて夕食、温泉とこれらの料理はシャモニーにはないものだ。
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アマゴの甘露煮、信州サーモンとナマズの刺身など、普段味わえない山の幸を楽しむことができた。
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9月18日(日)、午前3時起床、外は激しい雨が降っていた。
雨かぁ・・・と後ろ向きになる気持ちを押さえて、用意していたテーピングを貼って、レースウェアに着替える。

大会HPに、悪天候のためショートコースになることが発表されていた。
モチベーションが上がらぬまま、ホテルが用意してくれたお弁当を食べて、午前4時過ぎにホテルを出発、指定された駐車場へ。

建物の庇の下で土砂降りの雨を凌いでスタートを待った。
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10分前にスタート地点へ。
司会者が、「この激しく雨が降る中、スタートラインに立った皆さんは、それだけで勇者です!」といったようなことを云って、場を盛り上げていた。

5:00 土砂降りの中のスタートした。
制限時間は、フルコースで設定された10時間のまま、15時までに戻ってくれば良いと思って走りだした。
豪雨の中、木曽駒のニュルニュル地獄に降参。。。_d0246190_15245087.jpg

暫くの間は傾斜の緩い舗装路だったが、次第と厳しくなった。
気合が入ってる時であれば、周りのランナーが歩き出しても走り続けるのだが、頑張る気力が湧かず、同じように歩いてしまった。

50分ほどかかって、5km地点のエイドステーションに到着した。
次のレースを想定して、十分過ぎるぐらい保水していたので、素通りした。
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暫く林道を登ったところにある渡渉ポイント、水量が多く、ジャブジャブと膝下まで浸からないと進めない。
既に雨で濡れていたが、ここで靴も靴下もドボトボになった。
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渡渉後は、シングルトラックで九十九折の急登が始まる。
6:38 四合目を通過、周りのランナーも疎らになった。
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高度が上がるにつれて少し開けてくるが、空は曇天で、景色は期待できない。
次のレースを想定して、あえてストックを持たなかったが、明らかに失敗、全く登れない自分が嫌になった。
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7:19 5合目を通過した。
往路は、雨の影響も少なく、歩きやすいコンディションだったと思う。
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7:40 6合目を通過した。
レースではなく、普通に登山している人・・・みたいな感じで登っていた。
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7合目の折り返し地点に到着、標高は2,400mあったが、樹林限界を越えてなかったし、景色は全く見えなかった。

スタッフに、「ここから下り!」と云われて、寒くは無かったが、転倒に備えて合羽の下を穿いた。
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往路よりも復路の方が道幅も狭く、厳しい登山道だった。
崖崩れしている地点を通過、雨量が多かったので、落石、滑落のリスクは高かったと思う。
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他にも通行に気を使う場所が何箇所かあった。
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この辺りで私と前後する女性ランナー、短パンで脚を剥き出しにして走っていた。
近年、トレイルレースに出場する女性は増えたと思うが、中には、やたら露出度の多いウェアで走っている人がいる。

男性として、露出度の多さは歓迎すべきところだが、この日のレースのような、本格的な山中で、しかも悪天候、正直言って登山道も整備されているとは言い難いようなコースでは如何なものかと思う。

確かに、モンブランなどのレースでは、ファッション性の高いウェアを身に纏い、脚を剥き出しにしている女性ランナーは多い。

しかし、それは地形の違い(欧州の山は形状がなだらか)や、樹林限界の違い(欧州の山は1,500mほどで見晴らしが良くなる)、地質の粘性の違い(欧州の山は土質が硬いがニュルニュルになりにくい)、トレイルの形状の違い(欧州は木の根っこなどは少ないし、トラックの幅も広い)などによって、外国の山よりも日本の山の方が安全性は低いという点も考慮しないといけない。

単に恰好だけ真似るのは危険だと思う。
事実、短パンの女性は脚を踏み外して転倒した際、太ももなどを擦り剥いていた。
危ない・・・、明らかに男性目線ではなく、父親目線の自分。。。

尾根筋の下山道は本当に厳しかった。
雨で弛んだトレイルは、先行したランナー達によって捏ねまくられて、ニュルニュル地獄と化していた。

私も含めて周りのランナー3人が全て転倒しているようなタイミングもあって、思わず笑った。
滑落しないように、皆が笹を持って降りるために葉っぱが無くなって、芯だけが残っているような場所も沢山あった。

ストックがあれば、素早く降りられるようなケースもあったが、泥濘に脚をとられてストックを折っている人も二人見た。

最悪のコンディションに悪戦苦闘したし、完走すること以外に何も見出すことができず、気持ちを盛り上げることができなかった。

10:54 ラスト5kmポイントに到着、舗装路に出て、正直、ホッとした。
少し前から、雨足が激しくなってきたので、長いこと待機してくれているスタッフに申し訳ない気持ちになった。
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土砂降りの中をゴールへ向かう。
道路が雨水で溢れて川のように、お陰で泥だらけのシューズが綺麗になった。

11:37 ゴールした。
これ以上の豪雨はないというほど降っていた。
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50分前にゴールしたオカチャンと前泊した宿に戻って、汗を流させてもらった。
サブルーキーとオヤジ星は、既に入浴を済ませて、さっぱりしていた。

泥だらけのドボドボ状態でホテルに戻ってきた私の姿を見て、サブルーキーが嬉しそうに話しかけてきた。

サブルーキー:「今日のレース、どうでしたかっ!?」
監督:「モンブランのイメージが、あのニュルニュル地獄で完全になくなってしもたぁ・・・。」

断続的に激しい雨が降り続く中、高速を飛ばして17時過ぎに帰京した。
途中、サブルーキーがコメントしていたように、MNTが止まらなかった。

木曽駒レースの結果
 3:22:39 サブルーキー 79位/398人中
 3:50:51 オヤジ星 162位/398人中
 5:48:56 オカチャン 365位/398人中
 6:37:37 監督 387/398人中

脚の状態も悪かったし、完走すれば良いと考えていたが、レース結果を見て、あとに11人しかいなかったんだなと思うと凹んでしまう。

9月には、来年に繋がるエンデュランス系のレースに出場したかったが、抽選やクリック競争に敗れて、国内のメジャーレースにエントリーできなかった。

オカチャンとサブルーキーが、今年から開催される木曽駒に出ると聞いて調べたら、山頂まで登るコースと知り、出てみたくなった。

過去に出場した富士、御岳、新城などの50km以下の短いレースは、どれもこれも最下位争いをするような感じで成績は悪い、登坂力がないからだ。

それが判っているのに、懲りもせずに出場した訳だが、練習を兼ねた夜間登山のようなものだと考えていた。
でも、夜間登山とレースは違うし、発想が甘かったと思う。

この大会は、中央アルプス最高峰まで駆け上がる本格的な山岳レースとして今年スタートした。
悪天候により、主催者の思惑通りにはいかなかったし、雲海の絶景を期待した出場者も、樹林限界さえ越さないレース内容にガッカリしたことだろう。

また来年!と考えているランナーも多いと思うが、私は再チャレンジは多分しないと思う。
私のように登坂力のない者には、往路の高低差が厳しいものとなるだけではなく、復路のトレイルはテクニカルで非常にリスキー、安全性を重視する私には、とても走れないと感じた。

レースに対して何を求めるか・・・、ということだと思う。

同じ日、信越五岳に出ていたオヤジも、速報を見るとDNFになっていた。
後日、メールに「田圃状態の登山道で滑って不自然に捻って足首を痛め止まった」と書かれていたが、彼もまた、OCCのイメージとのギャップに苦しんだことだろう。

しかし、同じ年の山○先生は、短縮された103kmをちゃんと完走していた。
私も、MNTなど云ってないで、次のレースに向けて頑張ろうと思う。
by runner_tacchan | 2016-09-23 00:25 | 山岳レース | Comments(2)
Commented by オカチャン at 2016-09-23 17:52 x
レースお疲れ様でした。

レース紹介のHPを見て、是非ともその景色をみたいと思い、チャレンジしましたが、とても残念でした。
後に残ったのは、ニュルニュル地獄でドロンコになった靴と靴下のみ。

今年は、秋のトレイルレースはこれ1本しか申し込めなかったので、楽しみにしていたのですが、楽しめたとは言い難いレースになりました。
まあ、思い出深い大会にはなりましたけどね。

皆さんより、一足先にロード仕様になります。
Commented by runner_tacchan at 2016-09-29 17:37
コメント、ありがとう。

私も、あのHPの画像を見て、つい申し込んでしまいました。(笑)
でも、9月の晴天率は他の月と比べて非常に低いし、雨が降らないまでも曇って何も見えない日も含めると、そもそもHPの画像状態になる確率は、この時期30%くらいしかないのです。

10回出場して3回見られるかなぁ・・・という感じです。

9月は長雨の時期だし、台風の通過もあります。
ので、3分の1くらいの割合で最悪のコンディションも想定される・・・、まぁ、それが、ドラマを生む要素もあるのですが。

とりあえず、私は、たとえ完走することは困難でも、安全性の高いレースを選択しようと思います。
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